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日本文理に見る、選手自ら考える高校野球は新機軸になるかも [野球・ベースボール]

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こんばんは、招猫です。

夏の甲子園も2回戦まで終了しました。
下馬評では優勝候補の呼び声も高かった、センバツ覇者龍谷大平安、
激戦区神奈川の代表東海大相模などが早々に敗退。

不確定要素が高い高校野球ですが、思っていた以上に地域差は
なくなっていますね。
北陸勢・東北勢の躍進もありましたし。

トーナメントも進み、いよいよ明日からベスト8を争う対戦が始まります。
[8月20日(水)]
 第1試合 八戸学院光星(青森)ー 星稜(石川)
 第2試合 沖縄尚学(沖縄)ー 二松学舎大付(東東京)
 第3試合 三重(三重)ー 城北(熊本)
 第4試合 盛岡大付(岩手)ー 敦賀気比(福井)
[8月21日(木)]
 第1試合 富山商(富山)ー 日本文理(新潟)
 第2試合 八頭(鳥取)ー 大阪桐蔭(大阪)
 第3試合 聖光学院(福島)ー 近江(滋賀)
 第4試合 健大高崎(群馬)ー 山形中央(山形)

見逃せない試合が続きますね!


さて、東邦に勝利し、3回戦に進んだ新潟県代表の日本文理高校。
東スポさんが面白い記事をあげていました。

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采配について、選手をどのように起用するか、その一部を
主将を中心に各選手の意見をまとめて監督と話し合う。

その上で実際の起用を決定するとのことです。

試合の要となる部分、スタメン構成やピッチャー関係はどうやら
監督の専権事項、それ以外の代打や代走、守備の交代等は
選手の総意と監督の考えをまとめあげて結論を出すスタイル。

これまでの高校野球では監督が全てを管理・指揮するのが
当然というか、なんの疑問も抱くことはなかったですね。


しかし、日本文理は選手にプレーだけではなく、試合展開を
左右するであろう意思決定をも委ねる形をとっています。

このことは、指示通り、言われたままにプレーするだけではなく、
ベンチ入りメンバー皆が試合に参加し、結果を出すためには
どうすべきかを常に考えることになります。

ワンプレーも無駄にはしない、その結果から得られたことを次の
プレーに活かす形にもっていくべく思案する。

大阪府予選で決勝まで進んだPL学園は、一人の選手が
実質的な監督として機能していましたね。
おそらくこれらの学校だけでなく、全国には選手自ら試行錯誤し
試合に臨んでいるチームがまだまだあるのではないでしょうか。


選手一人ひとりに主体的に試合に参加させ、決定権はあるが
多くをアドバイザーとしての役割で監督が関係する。

これって結構重要なポイントかもしれません。
文理が09年準優勝した時も、スタイルは同じ。
決勝9回表の集中攻撃も、選手たちが出した答えを積極的に
監督が実行した結果との話ですから、もはや風土として定着して
いるのでしょう。

だからこそ、追い上げ届かず敗戦したものの、試合直後の各選手、
とても清々しい表情を見せていたのかもしれないですね。
頭も体も目一杯使い切ったからこその笑顔。

それゆえ記憶に強く印象づけられた決勝だったと言えましょう。


確かに、実際に相手選手に対峙し、体感しているのは選手ですし、
監督はベンチから観察しているわけです。

いかなる策を打つべきや?と考えた時、一番現実的な意見や提案
を出来るのは、やはり選手たちであることには疑いがありません。


だからといって、全てにおいて好結果につながるとは言い切れませんが、
今後の高校野球においての新機軸を示しているのかもしれませんね。

レギュラーメンバーに限らず、ベンチ入り18人みんなで考えて決断をし、
試合を作っていく。
そこに監督が手を差しのべ、導いていく。


同じ北陸地区の富山商業との3回戦。
日本文理の試合振りに注目しましょう!
新たな発見があるかもしれませんね。

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