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日本スポーツの中心にいた錦織圭選手~全米準優勝~ [テニス]

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こんばんは、招猫です。


テニス全米オープンファイナル、マリン・チリッチとの決戦の臨んだ
錦織圭選手。
グランドスラム大会の一つで初めてファイナルの舞台に上がる両選手。
客観的に見たら立場は同じかなと思われがちですが、実際はそうでは
なかったですね。

ファイナルのリザルトは3-6、3-6、3-6。
セットカウント0-3のストレートで錦織選手は優勝の栄誉に届きません
でした…
でも大会前はエントリーすらできないのでは?と思われていた故障の状況
からしたら、奇跡に近い結果なのかもしれませんね。

チリッチのコーチは2001年全英覇者のゴラン・イワニセビッチ氏。
彼もビッグサーバーとして名を馳せていましたが、プレー自体はチリッチの
方が安定感を感じますね。
200km超のサービスに加え、ストローク力もある。

ファイナルの内容からは、錦織選手に2-5で負け越していたとは思えない
パフォーマンスを披露しました。
17本のサービスエースは言うに及ばず、アンフォーストエラーは27に抑え
自ら崩れるようなことはありえないだろうという印象しかなかったですね。
特にストロークは錦織選手の良さを出させない、終始深いものでしたし、
コートカバーリングも負けていなかった。

おそらく以前は安定度は低く、ムラッ気があったでしょう。
それが今大会では一変、セミファイナルで敗れたフェデラーも感心するほど
粗さは影を潜め、成長を見せていたようですね。

その勢いはファイナルでも衰えず、一気に頂点まで駆けのぼった。
錦織選手につけいるスキをほとんど見せないほど、完璧な内容での戴冠と
なりました。
この2014年全米チャンピオン、フロックではない実力を示したものとして
賞賛に値するものでしょう。

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それにしても、主導権を握ることなくチリッチの後塵を拝した錦織圭選手。
日本国内の報道もケイ一色と言っても過言ではないほどでした。
まあ、いつものように煽りまくってましたが。

ここに至るまで厳しい試合が続いていたことにより蓄積された疲労、グランドスラム
大会ファイナルに漂うだろう特有の雰囲気、世界の注目度…
様々なファクターがファイナリスト錦織選手をとりまいていたのは疑いのないところ。
さらに、これまでの対戦成績で優勢だった相手チリッチ。

すべてが初めての経験だったわけです。
対戦相手がフェデラーではなくチリッチであったことが、彼の心境に変化を及ぼした
であろうことは、試合後コメントからもうかがえます。
直近のランキングで自身より下位、これまでの対戦経験からくみしやすい相手。
残念ながらいい緊張感とはならず、プレッシャーを自ら与えてしまったことになってしまい
ました…
もっとも、試合後でもプレッシャーを自分自身でかけてしまっていたことを理解できて
いるところが、精神的な成長の跡とも言えます。
次に来るのは「自覚できないプレッシャー」ですが、彼にとってはまだ先でしょう。

これはチリッチサイドからは逆の見方ができますね。
分が悪いし、状態も良さそう、ジョコビッチをも破ってきた。
…普通に考えても開き直れる要素満載。
だからというわけではないでしょうが、ストレートで勝利するためにプラス作用を生み、
ベストパフォーマンスとも言えるプレーを連続させることができた。
チリッチ自身も経験したことのないパーフェクトな内容だったのではないかと思います。


全米ファイナル、試合前から既にメンタルコントロールにおいて錦織選手は
不利な状況にあったといえましょう。
そして、結果に明確に反映された。

しかし、今後の錦織選手の躍進を支えるであろう重要な経験ができたと
とらえることができますね。
何が足りなかったのか。
試合後しっかり自身を振り返っていたところに感心しました。
悔しさばかりが先に立って、なぜ?どうして?と敗因を見つめることを後回しに
することなく。
コートサイドで凝視していたマイケル・チャンコーチも同じ感覚を抱いていることでしょう。

プレイヤーとして、これでまた一段高みに登ったといえます。
この後もスケジュールはタフなようですが、来年に向けて残る試合を活かしていって
ほしいですね。
そして、年明け早々の全豪オープンで、新たなケイの勇姿を見せてくれるであろう
ことを期待しましょう!

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